住まい・暮らしのリフォームコラム

リフォーム体験談 【Vol.17】

常に“ 今 ” 快適な暮らしを実現するリフォーム.part2

2021年3月26日

TAKEUCHIでリフォームをしていただいた、T様の「リフォーム体験談」をご紹介します。 T様とTAKEUCHIのお付き合いは10年以上。今では、同じ建物の階下に暮らしておられるT様のお嬢様ご家族を含めてのお付き合いとなり、リフォームプランナーのSさんは、T様邸を訪れる度に、お孫さんたちの成長ぶりに目を細めています。 長年続くお付き合いの背景には、「ライフステージに合わせて快適な暮らしを考えていきたい」というご夫妻の家に対する考え方がありました。 《撮影に際しては、感染防止対策を行い、撮影時のみマスクを外しています。》

2. 「家族図書館のある家」から 「老後の生活を豊かにする家」まで

−−奥様の溢れ出るアイデアをカタチにするべく、Sさんの的確な対応と、寄り添ったプランニングに、TAKEUCHIでのリフォームを決めたと話すT様ご夫妻。お二人のリフォーム計画はどのようなものだったのでしょうか。

奥様最初にお願いしたのはこの階のキッチンとリビングダイニングでしたね。子どもたちが独立してから、キッチンのカウンターテーブルでご飯を食べることが多くなっちゃって。なんだか寂しいから、カウンターやめようよ、って。

旦那様この家を建て直したのは、子どもが小学校1年生、3年生、6年生で、まだ母もいた時で。その家族構成での生活をイメージして作っていたからね。

奥様奥の部屋が子どもたちの勉強部屋で、キッチンからガラス越しに様子が見えるようになっていたんだけど、中学、高校、大学と進学していくうちに、気付いたらみんないなくなっちゃって。

旦那様その勉強部屋っていうのが、僕の勤め先に「家族図書館」というのを提唱しておられた先生がいらして、しばらく実践していたんですよ。

家の中で一部屋決めて、そこに本や新聞、雑誌なんかを全部入れて、子どもたちはそこで勉強をする。お父さんは新聞を読んだり、お母さんは家計簿をつけたりしてもいいんだけど、テレビを見たりラジオを聞いたりはしない。そんな部屋を設けることで、子どもに「宿題しなさい」と言わなくても、自然と勉強をするようになる、っていう話でね。 実験的にやってみたら、それが、本当に勉強するんだよ。

奥様キッチンからも様子が見ることができて、あれはいいアイデアだったよね。だけど、この家に暮らすようになってからの10年ぐらいの間で家族の変化が大きくて。今は今の二人の生活に合うように変えていかなくちゃダメだよね。

旦那様それはそうなんだけど、それだけじゃないというか…。彼女には改装する変な才能があるんですよ。20年ぐらい前ですが、雑誌の企画で、「老後の生活を豊かにする家の設計図」の募集があって、その時に彼女、朝起きて椅子に座ったら動かなくても何でもできる家、というのを考えて、優勝しちゃったんですよね。表彰式に行ったら、周りはプロの設計士ばっかりで。びっくりしてね。

Sさんそんなことがあったんですね!でもそのアイデアは今の平屋ブームに通じるものがありますね。時代の先取りですよ。おっしゃるとおり奥様の才能だと思います。「ここをこうしたらきっと便利だろうな」というのを思いついてしまう。多分、普通の方よりも「変えて使いやすくする」というセンスが高いんだと思います。ですが、こちらは必死ですよ。いわば発明のようなお話を聞いて、さて、どう実現するか…って。いつも会社に戻るや多方面に相談です。

旦那様そうだよね(笑)。

 

Sさん必死なので楽しむ余裕はないんですけど、話を聞いていると、不思議なことに、なんだかできるような気がしてくるんですよ。 例えば、キッチンの収納なんかも、シンク側とダイニング側の両側から開けるようになっていて、シンク側とカウンター側とで棚の高さが違うんですね。

奥様様調理器具って大小、形がさまざまだから、無駄なくうまく納められるようにと思って。

Sさん僕としては、毎回、奥様の頭の中にある設計図をどう引き出すか、そこが勝負です(笑)。

子どものための家族図書館のある家から、老後の生活を豊かにする家まで、家の使い方のアイデアを豊富にお持ちのT様ご夫妻。 その柔軟な発想の源泉には、家に対するある考え方があったようです。

お話は【コラムVol.17 part3】に続きます。お楽しみに!

次回も「常に“ 今 ” 快適な暮らしを実現するリフォーム」、

リフォーム体験談! 【Vol.17 part3】は、4月に上旬に更新予定です。