住まい・暮らしのリフォームコラム

リフォーム体験談 【Vol.10】

好きな物に囲まれて過ごす時間を増やす
心地よい暮らしを実現するリフォーム.part2

2020年6月12日

タケウチでリフォームをしていただいたN様ご夫婦の「リフォーム体験談」をご紹介します。
「家全体を憧れの北欧スタイルに一新すること」をテーマに始めたリフォームですが、プランニングの過程では迷いが生じることも多かったようです。鍵になったのは「ゾーニング」という考え方。共有部分はシンプルに、夫婦それぞれの空間はそれぞれの好きなもので彩る。この考え方を取り入れたことで、心地よい暮らしが実現できたそうです。〈前回までのお話はこちらから〉

2.ブレずに北欧のコンセプトを重視

N様ご夫妻が念願のリフォームで目指したのは、「家全体を憧れの北欧スタイルに一新すること」。そのプランニングは、整理収納アドバイザーというご職業柄、インテリアに関する知識やアイデアを豊富にお持ちの奥様がリードする形で始まりました。

奥様「北欧の明るい雰囲気」にしたかったんですが、たくさん情報を得て、商品を見て、詳しくなればなるほど、迷いが生じてきました。整理収納アドバイザーも、お部屋をこうしたい、インテリアをこうしたい、そんな希望を引き出して形にする仕事です。プロなんだから簡単だろう、と思われがちなのですが、自問自答して進めるのは難しいんですよ。

そんな時に、ちょうどタケウチさんが「インテリアセミナー」を開催されるというので、参加してみたんです。セミナー自体も勉強になったのですが、その時に「ご相談券」をいただきまして。まさに棚から牡丹餅と、券を利用してコーディネーターの方に来ていただくことにしたんです。

旦那様この出会いが本当にラッキーだったって思います。通常、この手の相談の場面だと、こちらが希望や意見を言って、コーディネーターさんが「いいじゃないですか〜、こんなのがありますよ」と商品を選ぶ……という流れになりがちですよね。ところが、タケウチのコーディネーターさんが、ダメなものはダメとはっきり言ってくださる方で、いい意味でこちらの希望を否定してくださった。

奥様そうそう。一般に否定的なことは言わない会社さんのほうが多いと思いますが、言ってくれるほどよくなるものです。 だって、自分の家のこととなると、ついつい自分の好きなものを選んでしまう。

特に、……実は私たち、揃いも揃って“可愛い物好き”なので(笑)。気付くと「北欧」というコンセプトからズレちゃうんだよね。そこをコーディネーターさんが、「それだとコンセプトと違いますよね」「可愛い路線に走ってますよ」と、しっかり修正くださったわけです。まさに私が求めていた第三者としての客観的な意見をくださいました。

旦那様壁紙を選ぶ時も、ついつい気に入った柄もののサンプルで手を止めたりしちゃうんですが、「ブレてますよね」って一刀両断(笑)。こちらを立てつつもしっかり誘導してくださいました。

そうしたコーディネーターによる“軌道修正”が加わったことで、白を基調に、明るく開放的でありながら、インテリアの木がぬくもりを感じさせるくつろぎのLDKが仕上がりました。

キッチンの吊り戸と壁を撤去し、開放感を実現。カウンターをL字型からI字型に変えました。フローリングは、上品で高級感のあるグレージュオークを採用。幅広で明るい色合いと質感が北欧のインテリアを引き立てます。

北欧のイメージにあうよう白を基調に、くすみがかった落ち着きのあるイエローをアクセントカラーにしました。

奥様壁紙は、担当のAさんが1メートル大のサンプルを手配してくださって、実際に各部屋の壁に張ってみては、コーディネーターさんとAさんと並んで眺めながら、ああでもない、こうでもない、って。

まだ壁紙を決めていない状態の実際のCG。

旦那様CGも何パターンも出していただきました。私たちが具体的にイメージができるように、労を惜しまずに動いてくださったことには、本当に感謝しているんですよ。

豊富なリフォーム資材を前にすると、つい目に留まった特徴的なものを選びたくなるものです。N様ご夫妻のように、コーディネーターに意見を聞いたり、具体的なイメージができるようにサンプルやCGを活用したりすることで、目指す理想どおりのリフォームを実現したいですね。 お話は【コラムVol.10 part3】に続きます。

次回も「好きな物に囲まれて過ごす時間を増やす 心地よい暮らしを実現するリフォーム」、

リフォーム体験談! 【Vol.10 part3】は、6月19日に更新予定です。