ものを大事にする想いが紡がれ、人と人とのつながりを大切にしたリフォーム.part2
2021年7月23日
TAKEUCHIでリフォームをしていただいた、K様の「リフォーム体験談」をご紹介します。 長く所有しておられるビルの管理のご経験から、リノベーション工事の知識を豊富にお持ちの施主のK様。そんなK様が、同ビルの一室であるご自身の事務所をリフォームするに際してTAKEUCHIに求めたのは、今あるものを大事にしつつも、新たなアイデアを提案してくれる「アドバイザー」としての役割でした。※撮影に際しては、感染防止策を行い、撮影時のみマスクを外しています。
2. 事務所という空間を“遊び心のある男の隠れ家”へ
−−ビル管理というお仕事柄、建物の修繕工事のご経験は豊富にお持ちだったK様。そんなK様が、リフォームに際してTAKEUCHIを選んだ背景には、どのようなエピソードがあったのでしょうか。
K様元々この場所に事務所があったんですが、ごくごく普通の事務所だったんですね。ロッカーがあって、オフィスデスクがあって、いかにも事務所、という感じの空間でした。
当時、このビルが竣工して30年を越えたところだったというのと、自分ももし会社員だったら定年を迎える年になったというので、もう少し居心地のいい部屋が欲しくなったんですよ。ただの事務所というんじゃなくて、自分の趣味の感覚を持ち合わせた、遊びの部分が欲しいな、と。
それで雑誌やネットを見ながら、こういう風にしたいなー、こういうものが欲しいなーなんて、いろいろと考えてはいたんだけど、具体的にどうしたらいいのかが分からなかった。壊れたところを修理したり、ただ元のようにキレイにするだけじゃないリフォームでしょ。だから、理想のイメージを形にするアドバイザーが欲しかったんです。
Oさん最初にお話を伺った時から、仕上がりの室内のデザインにしっかりしたイメージをもたれていたのを覚えています。
K様とにかく私は「自分の心地よい空間」「大人の遊び場」が欲しかったから、居て穏やかになれる空間にして欲しいのと、趣味の物をいろいろと置ける収納スペースを考えてほしい、という二つのお願いをしました。そしたらOさんが、思っていた以上にいろんな提案をしてくれて。例えば、仕事をするデスクなんかも、「この部屋に合うデスクを作りましょうよ」って。私はオーダーメイドなんて考えもしなかった。
Oさんお話をする中で、「ロマンあふれる男の隠れ家」というコンセプトを決めて、それに沿ってつくっていったんですよ。既製品のデスクだと、どうしても事務所っぽさが残ってしまう。この部屋のカラーリングにはマッチしなかったので。
K様あと印象深かったのが、デスクの横に格子を入れるっていう発想ね。「デスクと遊びのスペースの間に仕切りがあったほうが、来客があった時にいいと思います」って。
そう言われても、私にはパーテーションを置くようなイメージしか湧かなかったんだけど、こんなオシャレな提案をしてくれた。 私にはこんなアイデアは全くなかったから、Oさんの引き出しの中に、この発想があってよかったな、って本当に思いましたね。
Tさんとても空間のポイントになってますよね。あるのとないのとでは、ぜんぜん印象が違います。
K様それと、3D画像をつくってもらって、詳細な打ち合わせをしていったんだけど、ただ要望を聞くだけでなく、やめたほうがいいものに関してもアドバイスをくれたから、すごく安心できた。
そして最終的に出来上がった空間を見ると、やっぱり既製品のものでは実現できない良さがある。洋服と同じだよね。オーダーメイドでトータルコーディネートしてもらったからこその落ち着きがあるんですよ。
Oさん実を言うと、「ロマンあふれる男の隠れ家」は、私もいつかはしたいリフォームの一つなんです(笑)。ですから一緒に楽しんでつくらせていただきました。
−−K様の予想を越えた新たなアイデアを提案することで実現させた事務所リフォーム。しかし、その後の工事においては、逆にK様からのアイデアが鍵となったポイントもあったそうです。お話は【コラムVol.19 part3】に続きます。 お楽しみに!
取材・文:Amiko KOGA (Escript) 撮影:Kotaro KIKUTA
次回も「ものを大事にする想いが紡がれ、人と人とのつながりを大切にしたリフォーム」、
リフォーム体験談! 【Vol.19 part3】は、8月6日に更新予定です。