ものを大事にする想いが紡がれ、人と人とのつながりを大切にしたリフォーム.part4
2021年8月27日
TAKEUCHIでリフォームをしていただいた、K様の「リフォーム体験談」をご紹介します。 長く所有しておられるビルの管理のご経験から、リノベーション工事の知識を豊富にお持ちの施主のK様。そんなK様が、同ビルの一室であるご自身の事務所をリフォームするに際してTAKEUCHIに求めたのは、今あるものを大事にしつつも、新たなアイデアを提案してくれる「アドバイザー」としての役割でした。※撮影に際しては、感染防止策を行い、撮影時のみマスクを外しています。
4. 「客と営業」の関係を超えた 商売の先輩・後輩の関係
−−アイデアを出したり、逆にいただいたりしながら、K様のビルのリフォーム工事に、長年携わってきたTAKEUCHIのプランナーのTさんとOさん。お付き合いが長くなるにつれ、K様との関係性も変わってきたようです。
K様最近、防犯カメラとオートロックを付けてもらったんだけど、やっぱり年だからか、なかなか操作を理解できなかったりするじゃない。それで私が困ると、すぐにTさんが助けに来てくれる。そういう「近所づきあい」に近いような人と人とのつながりが、ありがたく思うんですよ。
新聞の折り込みチラシもよく見るんだけど、いかに安くできるかという「価格」を打ち出す会社さんが多い中で、TAKEUCHIさんは必ず「しんせつパートナー」って、人と人とのつながりを大切にしていることを伝える内容が入っているでしょう? そういうところがやっぱりお客さんに重宝されて、会社として成長しておられるんじゃないのかな、って思いますね。
Tさん弊社が最も大事にしている部分で、K様のお役に立てているのであれば、とても嬉しいです。
K様リフォームって大きな金額になるから、そう簡単に受注できるものではないでしょう? そしていざ受注してからも、それだけ大きな金額を払っているだけに、お客さんから厳しい目で見られる。私もそうだと自覚しているけれど、お客さんは時として理不尽な要求をする。そうした時にちゃんと説明して、「できないことはできない」、「ここはちゃんとお金をいただきます」っていう断固とした姿勢で接することも大事だよね。そうした経験を積むことが成長につながると思うし。
Tさん仰る通りです。リフォームは、安全性や建築法の規定で、どうしてもできないという内容もあります。それにご予算、お金のことも大事です。 K様は、お客さまであるだけでなく、私たちに営業としての姿勢のようなものを教えてくださる、アドバイザーでもあるんですよ。
K様ずっと若い子たちと一緒に仕事をしてきたけれど、うまくいかないことを相手のせい、世の中のせいにして、自分を不幸の主人公にする人が多いんだよね。そうではなくて、全部自分に責任があると考えていかなければならない。
最初から100%のことができるわけじゃないし、結果が出るまでには時間はかかるけど、長い人生の中で1年2年なんて大した事じゃないじゃない。 いい循環が回ってきて、自分にリターンが返ってくるのを感じるまでは、投げ出さないで頑張らないといけないんだよ。「目配り・気配り・心配り」、この3つができれば何とか世の中で渡っていけるんだから。
TさんK様は長く経営を続けてこられているだけに、企業が長く続く秘訣みたいなものを本当によくご存知で、ここにお邪魔するのは、それを直接学ばせていただける貴重な機会でもあると感じています。 商売の先輩として、これからも末永く、私ら後人をご指導いただきたく。よろしくお願いします!
取材・文:Amiko KOGA (Escript) 撮影:Kotaro KIKUTA
次回はテーマが変わります。住まい暮らしのリフォームコラム【Vol.20】は、9月に更新予定です。