細部の工夫で「カフェ」と「住まい」、どちらも快適に過ごせる空間に
かつて奥様がカフェで働いていた経験があり、旦那様の仕事が落ち着いた機会に、「カフェをオープンしたい!」とご相談いただきました。
ご自宅を改装してカフェをつくるため、住空間とのバランスを取りながら、”くつろげるカフェ”と“車椅子にも配慮したバリアフリーの住空間”が両立するお住まいへとリフォームさせていただきました。
思いやりを感じる、居心地いいカフェ
1階の道路に面した部分を改装、和室2部屋をつなげてカフェを作りました。カウンター席とテーブル席の7~8席ができました。カウンター席はお客様の目線に配慮しながら、厨房が見えにくい高さの壁を作りました。
ここがPoint!カウンター席は、奥様の身長とバランスをとりながらシュミレーションし、お客様から厨房が見えにくい高さに工夫しました。暖色のタイルで仕上げ、ぬくもり感もプラスしました。
柄のキッチンパネルを採用し、カフェ全体の印象にもなるようなポイントができました。間接照明も入れて雰囲気もアップしました。
ここがPoint!パネルは、AICAのワンダーシリーズです。お客様の目線に圧迫感が出ないよう上部の収納もできるだけなくしました。サイドの壁に音響デッキ、テレビも壁付けにしました。
厨房です。キッチンの対面に家電収納を設置し、作業カウンターにしました。
ここがPoint!業務用ではなく、一般住宅用のキッチンを導入しました。レンジフードはパワフルな大きい物を選定しました。
軒下を一部壊し、新しい玄関へ
道路に面していた元々の玄関を「カフェの入口」にしました。軒先の一部を解体しスロープを作り、奥に住居の玄関を作りました。
ここがPoint!色々なプランを検討しましたが、お客様が混乱しない為にも、店舗と住居の玄関はしっかり分けました。
「お客様が気持ちよく使えるトイレ」も重要なポイントでした。屋外のスロープ幅を考慮しつつ最大限ゆったり空間を作り、鏡やカウンターを設置。壁にはアクセントパネルを採用しました。
ここがPoint!女性のお客様に配慮したアメニティスペースです。カフェにお越しになったお客様からも「素敵!広くて使いやすい!」と大好評です。
トイレの裏側は、車椅子もゆったり通れるスロープです。スロープの先に住居の玄関を作りました。照明もセンサーライトにし、自動で点灯します。
ここがPoint!もともとのお住まいの軒先一部を減築し、店舗のトイレとスロープを作りました。
住居側の玄関です。道路に面していた時より、雨の日の身支度などが便利になりました。
ここがPoint!プライベート側になる住居の玄関です。手摺りも付け、使いやすくゆったりとした空間になりました。