理想のライフスタイルを叶えるオープンなLDK
元々は洋間のリビングの横に和室が隣接した間取りでした。リビングはダイニングテーブルやソファで手狭に感じ、反対に和室はあまり活用されていませんでした。更に、キッチンは囲い壁があり暗く、オープンなキッチンへの憧れも施主様の中にありました。
また、お子様の習い事で使っていたピアノは、リフォームを機に処分も検討されていましたが、奥様から「練習をして弾けるようになりたい」というご要望があり、普段ふとした時にもピアノに触れやすく練習しやすいようリビングの一角に設置することにしました。これからの生活で長く過ごすLDKを、心地いい空間にするリフォームのご提案をさせていただきました。
Before:キッチンは壁で囲われ半独立型の状態でした。リビングも家族みんなで寛げるような大きなソファが置けず、和室を洋室に変えてLDKを広くしたいとご要望をいただきました。
工事中:キッチンの壁を撤去し、スケルトン状態からのリノベーション工事をしていきました。
和室を解体し、リビングと一体的で開放感のあふれるLDKにしました。元和室側には大きなソファを置き、時々里帰りをされるお子様と家族みんなで寛げます。ダイニング、キッチン側も空間が広く使えるようになりました。
ここがPoint!ピアノの置き場所は押し入れだった空間を活用して作りました。またその周りにもカウンター収納や納戸も設け、リビングを常にすっきり保てるように収納も充実させました。
ダイニング側からのLDKです。照明もシーリングからダウンライトに変え、すっきりとしました。
中央のカウンターが大活躍のキッチン
キッチンは開放的でありながら、中央のカウンターを作ったことで以前より収納量を増やすことができました。回遊動線は家事もしやすく、コミュニケーションも取りやすくなったと好評です!
ここがPoint!中央の作業カウンターは日頃よく使う家電を置き、調理・配膳もスムーズになりました。キッチンの配置を大きく変えることで、換気扇のダクト位置を変える必要がありました。そのため少し下げた天井部分を木目クロスで仕上げ、空間のアクセントにしました。
結露にお悩みだった窓は二重サッシを採用し、断熱性を高めました。
個室は、この機に将来を見据えて就寝スタイルをベッドにされたいとのご要望から、カーペットからフローリングにしました。柱の間のデッドスペースを活用し、趣味の創作作業にも使えるカウンターを作りました。
水まわりは設備を全て一新。バリアフリーへの配慮を最優先に、使いやすさと安全性を考慮しました。特にトイレは廊下のスペースを圧迫しないように、従来の開き戸から引き戸に変更しました。また手摺りの設置や段差も改善しています。浴室はヒートショック防止に配慮し、浴室乾燥暖房機を導入しました。
玄関先も間取りを少し変え、靴の脱ぎ履きがラクにできるよう広めのスペースを確保し、ベンチを置けるようにしました。収納も天井までの大容量のトール収納に変えています。