コンセプト:「心地いい」を追求した空間作り
もともと大きな窓がある明るいリビングでしたが、落ち着いた空間にもなるよう、景観と日差しを遮る工夫も必要でした。そこで窓ガラスには、ステンドグラスを使用した建具を造作しました。窓枠やブラインドも細部まで木製で統一し、温かみを感じる空間を目指し、コーディネイトしています。また素材も、使用するにつれて味わいを増す、天然の素材にこだわりました。
経年変化を楽しむ家
写真のふすまは”柿渋”の塗料を使用した唐紙のふすまです。時間が経つにつれて赤みが深まり、お施主様もどんな風に変わるのか楽しみにされています。
ふすまの奥の部屋は大きな鏡のストレッチルームです。
玄関にはもともとニッチと照明がありましたが、今回”エコカラット”という消臭・調湿効果のあるタイルでアレンジを加えました。
家事スペースからつながる動線の工夫
家事スペースからつながる空間の間に、収納式の御仏壇スペースを作りました。また横に行くと、2.5M幅程のパソコンデスクを設けました。無垢の一枚板を加工した机は「手触りがきもちいい…」と、お施主様も大満足のコーナーです。
タイル使いのおもしろさ
キッチン上部の吊り戸は、中央をオープン棚にし、閉塞感を緩和しました。
お気に入りの食器を飾って楽しんでいただいております。
棚の下部分はタイルを使い、キッチンパネルとは違ったオリジナルの印象を出しました。